鬼神の赫怒

きじんのかくど

裏世界で数年に一度訪れる災厄のこと。いつ頃来るかはジルコの家系(赫怒の預言者)が悠遠天球で予言(実質予報)する。
特に今回の赫怒は規模が大きいだけでなく、既に異常なまでの花喰患者を生み出していて裏世界全体でピリピリしている。
原因となる大きな鬼神のことを暴悪なる鬼神王と呼ぶ。鬼神王は他の鬼神や悪意を喰らい続けた大型の鬼神(赫怒の原因となる鬼神)全てを指すため、平定されれば同一個体が再び赫怒を起こすことはない。鬼神王(鬼神の赫怒)には弱点となる魔波波形が必ず存在し、赫怒の預言者はその波形も公表している。赫怒の平定者として重視するものに特定波形の適性、波形以外も含めた魔波術の才能(魔波効率や魔波量)、万が一平定後に魔波虚脱となっても今後の生活に困らない、表世界へ戻る意思のある人間であることが挙げられる。しかしこれらの事情を鑑みず表世界の人間は全て鬼神を強化させる悪意の源と認識している保護局とは対立の立場にある。